高等研究院 先制食未来研究センターが発足しました
令和4年4月1日付けで,岐阜大学高等研究院「先制食未来研究センター」(Preemptive Food Research Center)が発足し,矢部富雄教授がセンター長に就任しました。
2021年の日本の高齢化率は29.1%と世界で最も高く,高齢化率28%以上の状態である「超超高齢社会」にすでに突入していることから,健康寿命の延伸は喫緊の課題となっています。介護を必要とせず自立した豊かなシニアライフを送ることで現役世代の負担を軽減するために,寝たきり・要介護の入口となる,フレイル・サルコペニア・認知症・生活習慣病の重症化を予防することが重要な鍵となりますが,その対策として,できる限り老化の進行を遅らせる「食」の果たす役割は非常に大きいと考えられます。
そこで,「人類の食の未来ビジョン」として『ガストロノミーマニフェスト(食革新)』を提案することを目標として,先制食未来研究センターが設置されました。